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切らない肺がん治療
2007年10月23日14時39分 読売新聞

早期肺がん「定位照射」効果、手術に匹敵…初の共同研究

 早期の肺がんに対し、がんに放射線を集中させる「定位照射」と呼ばれる放射線治療の効果が、手術に匹敵することが国内14医療機関の初の共同研究で明らかになった。

 結果をまとめた大西洋・山梨大放射線科准教授が、24日から京都で開かれる日本癌(がん)治療学会で発表する。

 定位照射は、治療装置を患者の体の周囲で回転させ、様々な角度から照射し、がんに放射線を集中させる方法で、ピンポイント照射とも呼ばれる。体力的に手術が難しい患者も切らずに治すことができ、2004年に保険が適用された。

 調査は山梨大、京都大、北海道大などで1995〜2004年に実施。手術を拒否し、定位照射を受けた患者87人(平均年齢74歳)を約4年半、追跡調査した。この結果、患者の5年後の生存率は、転移がなく、がんの大きさが3センチ以下の1A期では76%、3センチ以上の1B期で68%だった。

 手術の場合、日本肺癌学会と日本呼吸器外科学会の報告によると、5年生存率は1A期で77%、1B期が60%。今回の放射線治療はこれとほぼ同等だった。

 一方、肺炎など重度の副作用の発生率は、手術(1〜4期含む)の10・7%に対し、定位照射は2・2%と低かった。

 大西准教授は「早期肺がんでは、定位照射が手術と並ぶ治療の選択肢であることが示された。ただし、照射の技術や線量など一定以上の基準で実施することが必要だ」と話している。
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