2008.04.08 Tuesday
混合診療、8割が賛成
2008年4月8日
日本経済新聞
混合診療、8割が賛成・調査のNPO「タブー視せず議論を」
がんなどの命にかかわる病気では、健康保険が使える治療と保険が使えない治療を併用する「混合診療」を認めるべきだとの意見が一般成人の約8割を占めることが、特定非営利活動法人「日本医療政策機構」(東京・千代田)の調査で分かった。
現在は混合診療を受けると、保険でまかなえる治療部分も全額自己負担となっている。厚生労働省は「お金がないと進んだ治療が受けられない恐れがあり、現行の保険制度を揺るがしかねない」と保険制度上の混合診療を原則禁止しているが、政府の規制改革会議は全面解禁を主張。昨年11月には東京地裁が「禁止する法的根拠はない」と判決(国が控訴)を出している。同機構の近藤正晃ジェームス事務局長は「タブー視せずに是非を議論すべき時期にきている」と話している。 (16:00)
| 医療問題 |
|