2008.06.13 Friday
前立腺がんワクチン
2008年4月1日 日本経済新聞
武田薬、前立腺がんワクチンを米社と共同開発・日本で治験検討
武田薬品工業は1日、米バイオ関連の製薬会社セルジェネシス(CGI、カリフォルニア州)と前立腺がんワクチンを共同開発すると発表した。CGIが欧米で進めている最終段階(第三相)の臨床試験(治験)に武田が参加し、日本での治験も検討する。
武田はCGIから前立腺がんワクチン「GVAX」を全世界で開発・販売する権利を取得した。武田はCGIに5000万ドル(約50億円)の一時金を払い、開発に成功すればCGIがGVAXを生産して武田が米国市場で販売する。開発の進展やワクチン販売の動向に応じ、武田は最大2億7000万ドル(約270億円)の資金を提供するという。
抗がん剤はがん細胞を直接攻撃する医薬品。がんワクチンは不活化したがん細胞を体内に入れることで人体の免疫機能を高め、抗がん作用を発揮する。販売例は世界的にまだ少ない。
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