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がんの痛み抑える張り薬
2008年6月19日 日経産業新聞


協和発酵と久光製薬、がんの痛み抑える張り薬を共同販売へ


 協和発酵と久光製薬は18日、久光製薬が開発を進めるがんの痛みを抑える張り薬「HFT―290(開発番号)」を共同販売すると発表した。契約金などは明らかにしていない。久光製薬はがん分野に強い協和発酵と組んで収益の最大化を目指す。協和発酵も製品群を補完できる利点がある。6月中に久光製薬が承認申請する計画で、契約期間は承認を取得して発売した後の10年間。
 同薬剤は合成麻薬のフェンタニルクエン酸塩が主成分の張り薬。がん患者の痛み緩和に使う。久光製薬が日本新薬と共同開発していたが、2006年11月に契約を解消した。久光製薬の医薬情報担当者(MR)は450人で、営業力を高める必要があった。

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