2008.09.01 Monday
子宮がんをコーヒーで予防
2008年9月1日 日本経済新聞
子宮体がん予防、コーヒーが効果? 厚労省研究班が調査
コーヒーを1日3杯以上飲む女性は、ほとんど飲まない女性に比べ、子宮がんの一種「子宮体がん」にかかるリスクが約6割低いとする大規模疫学調査の結果を厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)が1日、公表した。コーヒーを飲むと女性ホルモンなどの濃度が下がり、子宮体がんを予防する可能性があるという。
研究班は、全国の40―69歳の女性約5万4000人を2005年まで最長で15年にわたって追跡調査。この間、117人が、子宮の袋状の部分にできる「子宮体がん」になった。
コーヒー摂取の頻度によって「週に2日以下」「週に3―4日」「毎日1―2杯」「毎日3杯以上」の4つのグループに分けて発症リスクを調べたところ、「週に2日以下」のグループと比べ、「毎日1―2杯」は39%、「毎日3杯以上」は62%発症リスクが低かった。(01日 13:29)
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