2008.10.08 Wednesday
緩和ケアを誤解
2008年10月8日 日本経済新聞
がん患者らの「緩和ケア」、医師の4割関与望まず 10万人調査
医師の4割が、がん患者らの苦痛を和らげる「緩和ケア」に診療の煩雑さの割に報酬が多くないといった理由で「かかわりたくない」と考えていることが、日本医師会が医師10万人を対象に実施した意識調査で分かった。緩和ケアという言葉を知っている医師が8割を超える一方で、内容を誤解しているケースも目立ち、同会は「普及には相談体制の整備などが必要」と指摘している。
調査は厚生労働省の委託を受け、今年1―2月に実施。診療所の医師約9万4000人と病院の医師約17万3000人を対象とし、それぞれ約5万3000人(回答率56.2%)、約4万5000人(同26.0%)が答えた。(16:01)
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