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通院での抗がん剤
抗がん剤の副作用は、吐き気や痛みなど。
健康食品での副作用抑制、緩和ケアも選択儀の一つです。

ただし、費用が許す範囲であることが条件。

また、「痛み止め」の有効な利用もQOLを向上させることができます。急速に普及したパッチタイプは抵抗感も薄く便利に利用できます。医師に処方を依頼してみましょう。


2007年12月14日 読売新聞

通院での抗がん剤
痛み止め飲み 旅行や釣り

 「60歳を過ぎればサラリーマンだって定年だし、引退して、女房とあちこち旅行にでも行こうと思ってたのに。ちょうど運悪く、がんになっちまってなぁ」

 旭川厚生病院(北海道旭川市)のベッドで点滴を受けながら、同市に住む家具職人の岩根久次さん(63)が記者に語り始めた。妻のけい子さん(56)にしてみれば、いつも聞かされている愚痴話なのか、苦笑を浮かべながら、ベッド脇で優しい視線を送っている。

 岩根さんの胃がんが見つかったのは3年前。便が血で黒くなるほどの自覚症状がありながら、受診をためらっているうちに、「余命2か月」と言われるほど進んでしまっていた。

 おなかのなかにがんは広がっていたが、手術と抗がん剤による治療の効果もあってか、今も元気で暮らしている。モルヒネ系の強力な痛み止めを朝晩2回飲んでおり、それほど痛みを感じないことも大きい。週に1回は、通院で抗がん剤の点滴治療を続けている。

 今春には夫婦で四国旅行に出かけた。念願の八十八か所巡りは、体力的にさすがにあきらめたが、お寺のある場所を何か所か見て回った。夏には、近くの渓流で大好きなイワナ釣りも楽しんだ。

 主治医の外科部長、中野詩朗さんは、「通院抗がん剤治療に通う患者の多くでは、こうした痛みを抑える緩和ケアが大切な部分を占めている」と話す。

 胃がんや大腸がんの患者が多く、通院で抗がん剤治療を受けている患者の9割は進行がん。岩根さんのように、抗がん剤治療に通っている途中で、痛み止めの麻薬が必要となる人が多い。

 抗がん剤治療自体が、がんの増大を抑えて少しでも痛みを減らすのが主な目的。「点滴で長い時間を過ごす抗がん剤治療室では、スタッフが患者の話にじっくり耳を傾け、苦痛や不安な気持ちをくみ取る意味も大きい」と中野さんは話す。

 がんの拠点病院では、抗がん剤や放射線治療と並んで、すべての患者、家族への緩和ケアの充実が重要な柱に掲げられている。緩和ケアチーム委員長で副院長の高橋昌宏さんは、在宅で療養する患者への往診にもしばしば出かけるが、「患者を近くで診る地域の診療所との連携をはじめ、課題も多い」と話す。

 岩根さんは先月、インフルエンザから肺炎をこじらせ、一時入院を余儀なくされた。抗がん剤はしばらく中止し、この冬は自宅で安静となりそうだ。「そろそろワカサギの季節なんだけどな」と、湖上の楽しみに思いをはせた。(田村良彦)

 拠点病院での緩和ケアチーム 厚生労働省がまとめた調査では、身体症状を診る常勤医がいる施設は97%、精神症状を診る常勤医がいる施設は64%。緩和ケア外来がある施設は31%だった。


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