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がんと漢方薬
病院で医者から処方されるのが"漢方薬"。

一般薬局や通販業者が販売されているのはクスリとは違う、
エセ"漢方"の健康食品。
内容が大きく違うので混同しないよう区別しなければなりません。

中身が何か良く解らないものは買わない、飲まないことです。

2008年12月12日 読売新聞

がん患者に漢方薬
しびれ、食欲不振など軽減


 がんに伴って起きる全身の倦怠(けんたい)感や食欲不振、不眠などの症状、抗がん剤や放射線治療の副作用など、がん患者の悩みは多い。こうした症状を漢方薬を用いて軽減しようという試みが注目を集めている。(館林牧子)

 東京都江東区の癌研有明病院。消化器内科部長の星野惠津夫(えつお)さんは、週2回、「漢方サポート外来」で診察をする。

 星野さんは消化器がんの治療を専門にする傍ら、若いころから漢方医学を学んできた。「西洋医学はがんを攻撃するのは得意だが、がんに伴って起きる多様な症状は、それだけでは解決しないことが多い。そんな時こそ、漢方の出番」と話す。

 疲れやだるさ、食欲不振、病気のストレスによる不眠などのよくある症状に加え、手術後の傷の痛みや抗がん剤による手足のしびれ、胃を切った後の食欲不振など個別の訴えもある。患者の状態と症状の診断から、保険のきく147種類ある漢方のエキス剤のうちから最適なものを選択。個人差があるので、効き具合を見ながら、組み合わせを調整する。

 全身症状の改善には、「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」のいずれかを処方する。最もよく使うのは十全大補湯で、不眠や不安など精神症状が強ければ補中益気湯、また肺転移や肺炎などによるせきや息苦しさがあれば人参養栄湯を選ぶ。

 食道がんが肺などに転移した東京都内の男性は、ひどい息苦しさを訴えて同外来を訪れた。ところが、漢方治療を始め2週間ほどで呼吸が楽になった。5か月後に亡くなったが、その間、家族と2度の海外旅行を楽しむことができた。

 漢方でがんそのものが治るという証明はなく、様々な症状にどのようにして効果をもたらしているのか詳しい仕組みはわかっていないが、星野さんは「西洋医学による従来の治療に行き詰まっても、漢方という別の方法があることを、患者に提示できる意義も大きい」と話す。

 抗がん剤の副作用で起きる手足のしびれには「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」など、乳がんのホルモン治療や、子宮・卵巣がんの手術で卵巣を取った後に起きるほてりには「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」や「加味逍遥散(かみしょうようさん)」など、のどや耳下腺がんなどの放射線治療の後遺症で、だえきが出ず、口が渇く症状には「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」などを使う。

 また、免疫が低下して起きる帯状疱疹(ほうしん)後の神経痛や、夜間の頻尿、腸閉塞(へいそく)や下痢、しゃっくり、冷えなども、漢方薬で改善が期待できる。

 漢方薬を使う医療機関は、今年4月から「漢方内科」のように、内科や婦人科などの一般的な診療科名と組み合わせて表示することが可能になり、探しやすくなった。星野さんは「がん専門病院でなくても、同様の診療を受けられる施設もあるので相談してみて欲しい」と話す。
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