コーヒーとガンの相関については、いろいろな説が出ていますが、
がんを予防するとする説のほうが多いようです。
一方、喫煙については、発がん性が明らかなので議論にも及びません。
2008年12月25日
日経産業新聞
禁煙でもコーヒー多く飲む人、膀胱がんリスク高く 厚労省研究班調べ
厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)は24日、たばこを吸わない男性ではコーヒーやカフェインを多く摂取している人ほど、膀胱(ぼうこう)がんにかかるリスクが高くなるという大規模疫学調査の結果を公表した。コーヒーを多く飲む人は、発症リスクが最大で2.2倍になっていたという。
ただ子宮体がんなど別のいくつかの部位ではコーヒー摂取ががんリスクを下げることが分かっている。コーヒーは臓器によってがんリスクを高めたり下げたりする。
研究班は調査結果について「ぼうこうがんを高めるリスクは喫煙の影響が大きい。カフェインの影響は小さく、今回の研究はコーヒーを飲まない方がいいというわけではない」と話している。