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オゾンナノバブル水の活用法
オゾンナノバブル水とは、殺菌力のあるオゾン(O3)を特殊な技術によって水に溶解させた水溶液です。

人体に無害(? 今のところ..)とされている一方で、
強力な殺菌力があることが解っているため、
蒲鉾や生牡蠣の殺菌を塩素消毒からオゾンナノバブル水へ切り換える取り組みが増えているそうです。
塩素消毒では食品の風味を損ねることがあるのですが、
オゾンナノバブル水は風味を温存したままに殺菌ができることから、食品製造分野でのオゾンナノバブル水の需要は今後ますます増えていくことでしょう。消費者としても歓迎される技術です。

ところで、オゾンナノバブル水をがん治療に応用しようという研究がいくつかのグループで薦められています。
新素材が持つ多様な可能性を探求することは必要なことですが、
研究に名を借りた安直な食品販売も激増していることは憂慮されます。

オゾンナノバブル水が癌(がん)に効く(かもしれない)根拠とされているのは、オゾンナノバブル水に浸した癌細胞が増殖できずに退行した実験が根拠とされています。(東京医科歯科大学医学部付属病院高気圧治療部長 眞野喜洋先生グループ)

しかし、この現象は殺菌力の確認実験の域を出ていないのです。
つまり、オゾンナノバブル水でなくとも、塩素を含んだ水道水でも
同じ結果が得られるのです。

水道水の塩素は適度な殺菌力を持っているため、
日常の手洗い、うがいにも最適な水であることが多く研究機関の実験で明らかになっています。
うがい薬でさえも過度な殺菌が危惧されるにも関わらず、
高価なオゾンナノバブル水をうがいに用いるのは、
過剰消毒の典型例と言えるでしょう。

うがい薬でももともといる菌が消毒によって減ることで免疫力が下がってしまうのに、オゾンナノバブル水も殺菌力を売りにしている以上、同じ弊害が起こるのは自明の理なのです。

オゾンナノバブル水を飲用に用いることで、
がんが治るかのような宣伝も増えていますが、原理的にありえません。

オゾンナノバブル水の活用方法はますます拡がりを見せており、
そのがん治療への応用も期待するところは大きいのですが、
実証実験さえもまだまだこれからといった状況です。

オゾンナノバブル水でのうがいは勿論のこと、
オゾンナノバブル水の飲用でがん治療にあたるような危うい扇動には惑わされないように、注意が必要です。
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